市ヶ尾小新校舎が完成 プレハブ校舎解消により、校庭広く
市ヶ尾小学校(落合孝校長・児童数747人)では、昨年6月から着工していた増築工事が終了し、新校舎が完成した。旧校舎脇に増築された新校舎は鉄筋コンクリート2階建て。普通教室2部屋ほか、音楽室や多目的室などが新設された。
同校では、住宅開発等に伴う児童の増加に伴って、平成16年に2階建てのプレハブの仮設校舎が校庭横に設置。プレハブ校舎は校庭を圧迫しており、保護者や地域住民などからは、「児童たちにのびのびできる校庭を」という声が上がっていた。今回の新校舎増築によって、以前のように校庭が広く確保できるようになった。
また、難聴や言語障害などを抱える児童が区内各地から通う「通級指導教室」棟が設けられている同校。これまでは旧校舎から同教室へ移動する際、外履きに履き替えて移動していたが、旧校舎とひと続きになったことで、より利便性が高まった。
増築工事を終え、工事事務所やプレハブ校舎が撤去された先月29日、保護者や地域住民を招いて「新校舎完成を祝う会」が開催。児童による工事関係者へのインタビューなどが行われ、新校舎の完成を祝った。5年生の女子児童は、「校庭が広くなって開放感が出たので嬉しい。新しい校舎はきれいで、心まで新しくなったみたい」と増築を喜んでいた。
児童の増加に伴って、プレハブの仮設校舎が設置されている区内の小中学校は、同校ほか9校。多くの児童がバスでの遠距離通学を行い、プレハブ校舎を利用している元石川小学区では、平成25年4月をめどに、(仮)美しが丘西小が新設されることが決定している。
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