市内の”子育てママやパパ”が赤ちゃんに綴った詩集「トツキトウカYOKOHAMAいのちの物語」や助産師の話を通じて、児童に生命の誕生について学んでもらう授業が今月17日、鴨志田第一小学校(持丸隆一校長)で行われた。主催は「トツキトウカ横浜実行委員会」(棒田明子代表)。同詩集と助産師による授業を行うのは、市内小学校では初めてのこと。
「トツキトウカ横浜実行委員会」は、平成19年から妊娠中や0歳児の子どもを持つ母親・父親を対象に詩を公募。生まれた時の喜びや家族へのメッセージが小冊子にまとめられている。
詩集は市内区役所で母子手帳とともに配布が行われているが、今月、読み仮名を付けた子どもも読める詩集を発行。公募作品の中から厳選し小学生向け詩集を完成させた。「その時に感じる記憶を忘れないよう書き残した詩集。横浜のママやパパのメッセージで子どもたちが”生まれてきた喜び”を感じてもらえれば」と代表の棒田明子さん。
生命の過程を学習
授業参観が行われた当日は、同校5年生児童47人や区内教諭らも授業に参加。授業前半は、胎児の成長について学んでもらおうと、青葉区役所の助産師・野田多美子さんが登場。胎児の人形などを用い、児童たちは子宮の中で日ごとに変化する胎児の成長・大きさ・重さについて学んだ。
その後は、詩集「いのちの物語」を棒田さんが朗読。
生後8カ月、立ち上がろうと奮闘している姿を思った詩など、児童たちは眼を閉じ、聞き入っていた。
授業を終えた児童たちは「自分はどうやって生まれてきたのかがわかって良かった」「最初は0・1ミリの大きさなのに、50cmで生まれてくるなんてすごいと思った」と感想を話した。
「いのちの物語」の配布や詳細は同実行委員会【電話】03-6225-2707まで。
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