全国からトップレベルの実力者が参加する『全国計算競技大会』。昨年行われた第60回大会で5度目の個人優勝を果たした人がいる。市ヶ尾でそろばん教室を開く大関一成さん(40歳)がその人。「そろばんの魅力とは」―。大関さんを取材した。
全国計算競技大会は、大阪市立天皇寺商業高校が主催する伝統ある計算大会。乗算や除算はもちろん、年金計算、貨幣の換算など難易度の高い文章問題なども出題され、『大人の大会』とも言われている。
計算競技の世界は3桁同士の掛け算1題を0・9秒で解く世界。頭で理解するのではなく、反射的に答えを書きこむ。「反復練習の積み重ねで出来ること。一つのことを突き詰めていく姿勢を、そろばんから教わった」と大関さんは言う。
小学2年生のときに近所のそろばん教室へ通い始めた。「やればやるほど、計算が早く解ける、それが嬉しくて」とのめりこんだ。教室の先生の勧めもあって競技の世界へ。「小学生のときは『絶対無理』と思った問題を、今自分が解いている。”やれば何とかできる”という自信を付けてくれた」と大関さんは話す。
その体験を伝えていきたいと一昨年にそろばん教室を開校した。「そろばんを通して、緊張感、悔しい気持ち、目標を持って取り組むことを伝えたい」。自分を超える選手を育成することが現在の目標だ。
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