神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2012年2月23日 エリアトップへ

“自主避難ママ”集える場を 区内への避難者らがサロン開所

公開:2012年2月23日

  • LINE
  • hatena
『てとて』のメンバーと支援者ら。俳優の山本太郎さんも情報交換に訪れた。
『てとて』のメンバーと支援者ら。俳優の山本太郎さんも情報交換に訪れた。

 東電福島第一原発事故による放射能汚染を懸念して、青葉区や緑区へ自主避難してきた福島県の母親たちが、「同じ境遇の母親たちが交流できる場を提供したい」と作ったサロン『福島自主避難ネットワーク・てとて』が来月3日、東京・品川区に開所する。

 同サロンは、福島県から青葉区へ自主避難してきた富塚千明さん、緑区へ自主避難してきた磯海(いそがい)寛元・未亜さん夫妻らが中心となって結成したもの。自主避難者は、仕事や経済的な問題から夫と離れて母子のみで疎開するケースが多い。また、地域ごとにまとまって避難している強制避難区域の住民とは異なり、全国に散り散りになっているため、避難先で孤立することもあるという。これまで富塚さんらは、母体となる団体『福島避難母子の会In関東』で、避難者や支援者らとの情報交換や交流会などを実施。主にツイッターやブログなどで情報を発信してきたが、支援者が無償で事務所を提供してくれることになり、品川でのサロン設立に至った。代表の富塚さんは、「とにかく情報が足りなかった震災直後は、同じ境遇のお母さんたちとの情報交換で、ずいぶんと助けられた。同じように避難先で不安や孤独を感じているお母さんたちがほっと一息つける場になれば」と話す。

 3月下旬。富塚さんは、夫を郡山市に残し、10歳の長男と二人で実家のある川崎市宮前区へ自主避難。「子どもへの安全性を第一に考えた」という。その後、県が提供する市が尾町の支援住宅へと移住した。

 福島県の発表によれば、震災や原発事故における県外への避難者は、少なくとも6万人。神奈川県には延べ2千人が避難している(昨年12月時点)。青葉区役所では、「個人情報保護の観点から避難者の開示はできず、すぐに避難者同士を結び付けられないのが現状」と話す。そのため、区内への自主避難者が、同じ境遇の家族と接点が持てない状況が続いているという。

来月3日、開所イベント

 今後、同所では支援者らとの情報交換や交流会を開催するほか、自主避難者向けフリーペーパー『てとて』を発行。来月3日13時からは、オープニングイベントとしてDVD上映や質疑応答などを実施する。「周りに自主避難している家族や支援者がいれば声を掛けて欲しい」と富塚さん。問合せは、同サロン(東京都品川区戸越5の14の17【電話】03・3785・5666)へ。

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook