あかね台中学校 屋内型プールが完成 市立小・中学校では初
あかね台中学校(直井純校長)に今月6日、市立小・中学校で初となる『屋内型プール』が完成した。天候に左右されず、長期間の水泳授業を行えるこのプールは、将来的に近隣中学校と共同利用される予定だ。
昨年4月に開校したあかね台中学校。市は当初、財政難を理由に同校のプール建設計画は予定していなかった。しかし、地域住民などからの反対もあり計画を一変。市は天候にかかわらず使える『屋内型プール』を設置し、近隣複数校と共同利用する「拠点方式」の採用を決めた。近隣の田奈中、奈良中の屋外プールは老朽化が進んでいるが改修や建て替え工事の予定はなく、将来的にはあかね台中で水泳授業が行われる予定。市は、この『屋内型プール』の利用状況をモデル事業として検証。今後、中学校プールの整備計画を「拠点方式」で検討するとしている。市教育委員会教育施設課担当者は「屋外型に比べ(屋内型は)早くから使えると思いますが、水温のチェックなど、今後どれくらいの期間でプール利用が可能なのか、具体的な使用方法を検討していきたい」と話す。
完成したプールは敷地面積3050・20平方メートル、建築面積945・39平方メートル。25mが6コース、男女別のトイレや更衣室、管理室などのほか、屋根の一部が開閉式の屋内型プールとなっている。また、他校の生徒が利用しやすいように専用出入り口も設置。市教育委員会教育施設課担当者は「天候に左右されないように屋内型にしました。太陽光による水温上昇や夏場の暑さ対策などを考慮し、屋根の一部を開閉式にした」と話している。
利用は5月から
市立中学校のプール授業は通常、6月から9月に行われている。しかし屋内型プールは室温も高く、5月から10月までと稼動期間が延びるという。あかね台中学校の松本忠司副校長は「雨などの天候不順で(奈良中・田奈中のプールが)使えない時など、具体的な使用方法を3校で検討していく」としている。
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