区内各地域で行われている秋の祭礼。地域に伝わる古典芸能や民話を披露し、地域住民に伝えている。
鐵神社
鉄(くろがね)町の鐵神社祭礼が行われた10月7日、県無形民俗文化財に指定される鉄古典獅子舞が奉納され、地域住民らが古典芸能を観覧した。
鉄古典獅子舞は、江戸時代初期、同地域に疫病が流行した際、悪病退散のために伝えられたものとされている。
現在は、地域住民らで結成する鉄古典獅子保存会(村田成行会長)が2年に1度、鐵神社の秋祭礼で奉納。昨年は東日本大震災により自粛し、3年ぶりのお披露目に、訪れた人らも楽しんだ様子だった。
杉山神社
下市ヶ尾の杉山神社では10月6日、秋の宵祭りが行われ、地域住民ら300人が祭を楽しんだ。毎年行われるこの祭礼は、出店のほか住民による日本舞踊や三味線が披露される。今年は、地域を知ってもらおうと、下市ヶ尾地域に伝わる民話の紙芝居が行われた。
紙芝居は、下市ヶ尾町内会長の柏村茂さんが以前制作したものを使用。谷本川に住んでいた河童の騒動を巡る「河童の詫び証文」を中国楽器フルスの音色に乗せて行われた。また、フルスの演奏は柏村さんの知人の中国人留学生、張暁銘さんが担当した。紙芝居に携わった下村正治さんは「地域に伝わる民話を伝えられ、良かった。今後も紹介していきたい」と話した。
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