第64回関東中学校ラグビーフットボール大会決勝戦が6月16日、熊谷ラグビー場(埼玉県)で行われ、桐蔭学園中学・中等ラグビー部(区内鉄町(くろがね))が茗溪(めいけい)学園中学(茨城県)を39対21で破り、初の関東制覇を達成した。同校は9月に開催される全国大会へ出場する。
この大会は1都8県の各地区予選を勝ち抜いた24チームが出場。昨年東日本大会覇者・茗溪学園中学はじめ、ラグビー名門校・國學院大學久我山中学、慶應義塾中等部を破り、1968年創部以降初の関東優勝を果たした。
昨年の雪辱果たす
決勝戦の茗溪学園中は昨年秋の大会で対戦。21対24で敗れた相手。終了間際に逆転された苦い経験がある。「絶対勝たなきゃいけない相手。自分のやるべきことをやろうと、気合も入っていた」と山田雅也主将。
他校と比べ、体格が小さい同部の強みはパスをつなげる機動力。「取られたら取り返す」という攻撃型のスタイルで、昨年苦杯をなめた相手に雪辱を果たした。「関東は接戦の続くタフな試合が多かった。全国大会へ向け、パス、フィットネスなど個々のスキルをもっと高めていきたい」と山田主将は抱負を語る。
「目標は全国制覇」
同部は過去12年連続関東大会へ出場するラグビー強豪校。文武両道を掲げる同校の方針で日々の練習時間は2時間。他校と比較して少ない。「短い時間でどれだけ集中できるかが重要」と坂詰洋平監督。部員数74人を4チームに分け、各チームのリーダーがまとめる。「試合に出ている、出ていない関係なく、声を出す、練習以外の生活態度を見直すところから徹底した」とリーダーの一人、吉田新君。
新チーム結成後、初めてのミーティングで、目標を部員で決める。「目標は『全国制覇』。初出場、初優勝を目指す」と力強く語る。
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