漁業復活の一歩刻む 瀬谷丸が初漁
東日本大震災で被災した岩手県・大槌町に漁船を贈ろうと一昨年発足した「三陸沖に瀬谷丸を!」実行委員会(露木晴雄会長)。横浜市瀬谷区の若者が被災地に行った炊き出しが縁で大槌町との交流が始まり、「船が欲しい」という漁師の想いを形ある支援にしようと募金活動を始め、3ヵ月で約3600万円が集まった。これを元に漁船が建造され、進水式から3ヵ月後の9月2日、大漁を目指し定置網漁船「瀬谷丸」が初めての漁に出港。
実行委員は乗組員らとともに大槌漁港を午前4時に出港し、20分ほどかけて大槌湾沖合約6キロの地点に到着。サバやイナダなど約800キロを漁獲した。瀬谷丸はこれから本番を迎える秋サケ漁でも活躍する。
「ここまで協力してくれた皆様には感謝の気持ちでいっぱい。瀬谷丸でとれた魚をぜひ食べてもらいたい」と露木会長は話した。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>