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青葉区版 公開:2014年7月31日 エリアトップへ

青葉の高校野球 連載(上) 「終わらない夏、後輩に」 桐蔭学園 大川和正監督

スポーツ

公開:2014年7月31日

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「監督1年目でも、3年生にとっては最後の夏。何とかしてあげたかった」と大川監督=25日、同校グラウンドで
「監督1年目でも、3年生にとっては最後の夏。何とかしてあげたかった」と大川監督=25日、同校グラウンドで

 「3年生の夏は終わってない。新チームの1、2年生50人に託されたと思ってる」。昨年夏、前任の土屋恵三郎さんから名門、桐蔭学園硬式野球部を引き継いだ、新指揮官の大川和正監督(52)=すすき野在住=は空を見上げてつぶやいた。

 桐蔭中野球部の監督28年を経て、初めて挑んだ全国高校野球神奈川大会。初戦(2回戦)の平塚江南を4―0、3回戦の大師を7―0と2試合連続無失点、無失策で勝ち進んで迎えた7月22日の4回戦、強豪の横浜隼人に3―4でサヨナラ負けを喫した。

 5回2失点の先発・田村海人投手(2年)から、小室貴裕投手、須永悦司投手の3年生2枚看板につなぐ投手リレー。3―2の1点リードで迎えた9回裏、二死走者なしから同点に追いつかれ、延長11回の末、あと一歩で勝利を逃した。序盤でリードを奪ったが、追加点が遠い展開に。「後半の勝負どころで1点が取れなかったのが大きい。先発の田村はよく抑えてくれた」。指揮官は振り返る。

 昨秋からの新チームは、夏のメンバー入り経験者が1人もいない中、主将の原大典選手を中心にチームづくりを進行。今年3月から4月にかけては、オープン戦を37試合こなし、投手力を磨いてきた。「この夏は2年生9人がベンチ入りした。引退する3年生の思いは後輩たちに託されるはず」。高校野球の3年間は「覚悟の野球」とも表現する大川監督。「部員には辛いこと、苦しいことを乗り越え、『でも楽しかった』と最後に思ってもらいたい」。そんなチームカラーが代々つながっていけばと願っている。

 夏の神奈川大会を終えた翌日の7月23日、1、2年生による新チームが始動。新主将には、正捕手としてマスクをかぶり続けてきた飯野雄大選手(2年)が就任した。「今の3年生にしてやれなかったことを、2年生にはしてあげたい」。大川監督は決意を語った。

 1966年の創部以来、甲子園に春5回、夏6回出場する伝統校。新生桐蔭の2年目が始まった。

―続く

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