第24回全国高校剣道選抜大会の神奈川県代表選考会が1月に行われ、鉄町の桐蔭学園が男子と女子の団体で優勝。男女揃って、3月27、28日に愛知県で行われる全国大会に出場する。
1、2年生24人が所属する男子は、決勝で東海大相模を下し、3年ぶり17回目の優勝。約130校の頂点に立った。93年以降、全国大会の選抜と総体への出場を、昨年初めて春夏両方逃したと話す冨田隆幸監督(51)。「チームの仕上がりは万全ではなかったが、昨年の悔しさが爆発して120%の力が出た」と県選考会を振り返る。昨夏以降、加納誠也主将(2年)ら主力が相次いで故障するなど困難も。左足の甲を疲労骨折し、計約3カ月のブランクを経て復帰した加納選手は「全国優勝という唯一の目標に向け、チーム一丸で戦いたい」と語気を強める。
「本番で力を発揮するためには、何のための練習かを普段から考えることが大切」と冨田監督。選手の将来を見据え、圧力をかけて相手が仕掛けてきたところを打つ「理合(りあい)」のある剣道を目指し、指導を続ける。
部員が大会登録メンバー数と同じ7人の女子は、決勝で県立希望ヶ丘に勝ち、3年連続6回目の優勝。県選考会では決勝まで6試合で、1人も負けない安定感を見せた。「個性の融合がカギ。チームの勝利のために何をすべきか、個々が感じて判断する必要がある」と月岡陽輔監督(44)。選抜初優勝に向け、「自分たちの力を結果で証明してみたい」と意気込む。
木村日向子主将(2年)は「秋以降、一人ひとりとの対話を重視して団結力を高めてきた。心を一つに、全国制覇したい」と語った。
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