青葉区内の「桜の名所」の一つとして知られる桜台1丁目周辺の桜並木で先月、ソメイヨシノ6本の植え替えが完了した。
桜台上交差点からユーコープ桜台店駐車場までの約200mの歩道両脇に、35本の桜の木が植えられている同エリア。青葉土木事務所が過去に行った調査によると、50年程経過した木もあり、中にはベッコウタケと呼ばれるキノコの病原菌が原因で根や幹が腐朽する「ベッコウタケ病」に感染しているものもあった。
そこで2012年9月に倒木の危険性の高い6本を伐採。ベッコウタケ病に感染した場合、根や土に病原菌が残るケースもあることから、同事務所は今年2月、3月、約4mになる若木6本を植え替えた。
今後、同エリアでの伐採計画について同事務所道路係担当者は「(桜台エリアの)今年度の伐採はない」としているが、「街路樹調査の結果、ベッコウタケ病の木があれば伐採も考えざるを得ない」と話している。
区内で造園業を営む樹木の専門家は「ソメイヨシノの寿命は(一般的に)50年〜60年と言われている。老木を放置しておくと倒れる危険性もあるのでは」と指摘する。
桜台在住30年以上になる桜台自治会の山川英子会長は「桜の名所として多くの人が訪れる場所。来年の春にはイベントも計画しているので、地域全体でこの桜並木を守っていく必要がある」と話している。
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