地域活性化の担い手育成の試みとして、区民と区職員が地域の歴史や文化を学ぶ「あおば魅力発見講座」が9月12日に開講した。横浜美術大学=鴨志田町=の学生が、イラストを用いて講座内容をまとめる記録係として参加。約50人が、来年2月まで全6回の講座を受ける予定だ。
横浜市が各区で取り組んでいる「協働の地域づくり大学校」事業として開講。昨年度は西区や港南区など7区で行われ、青葉区では初となる。
青葉区では12日に「入学式」が行われ、来年2月の「卒業式」まで全6回の講座を予定。歴史、文化の専門家による講義やフィールドワーク、パネル作成を通して地域の特色を学び、魅力を発信する。「地域を担う学生にも参加してほしい」という区の要請で、地元の同大イラストレーションコースの学生3人が記録係を担当することになった。
1回あたり学生2人が参加し、イラストを交えながら発言内容や要点をその場で模造紙などに描いていく「グラフィックレコーディング」という手法を実施。12日に行われた講座では、アドバイザーによる基調講演のほか、参加者のフリートーキングが行われた。同大からは高橋真由加さんと清水志優人(しゅうと)さん(ともに4年)が参加し、5枚ほどの記録にまとめた。高橋さんは「絵を描きながら簡潔にまとめるのが大変だったが、温かい雰囲気で、青葉区を盛り上げようという思いが伝わってきた。知らないことを聞けて勉強になる」と笑顔をみせた。区の担当者は「臨場感のあるレポートだった。講座が終わる頃には面白い報告書ができあがるのでは」と期待を寄せる。
なお、12月5日には特別プログラムとして国学院大学たまプラーザキャンパスで、日本史学研究者で放送大学教授の五味文彦氏の公開講座も予定。詳細は後日決定する。問い合わせは区政推進課【電話】045・978・2286へ。
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