藤が丘在住のフラワーデザイナー星野久美さん=人物風土記で紹介=が、ニューヨークで行われる「花とアーティストの祭典」にフラワーオブジェを出品する。
イベントは社団法人国際フラワーアレンジメント協会主催の「Kajiki' s Artist Show」。花と音楽を通じて日本の伝統文化を世界に発信しようと、2011年から毎年カーネギーホールで行われている。星野さんが出品するのは3回目。石鹸の樹脂が練り込まれた香り付きの造花「クリスタルパフュームフラワー」の第一人者として同協会から推薦を受けた。以前はロビーでの展示だったが、今回は中ホールにあたるザンケルホールのステージでの発表とあり「一生にそうない機会。とても光栄で一層気合いが入る」と笑顔をみせた。
東京五輪見据え
フラワーサロン「フルールトレシック」を主宰する星野さんは、生徒ら21人とチームを組み、9月末頃から制作をスタート。20年の東京五輪に向け、日本の「おもてなし」や「和の心」をテーマに据えた。「着物でいこう、と迷いはなかった」。外国人に好まれるという赤や黄色の花を使い、色彩が映えるようベースは黒い着物に決めた。扇子やまりなど和の小物を取り入れ、写真映えを意識して着物の柄は斜めのラインが入ったものを選ぶなど、細部までこだわりをみせる。1カ月ほどかけ今月、全長3mのオブジェを完成させた。
会場入りできるのは代表者のみとされているため、パーツを全て送り、現地では星野さんが1人で組み立てることになる。「限られた時間で、いかに早く確実にできるか挑戦になる。海外の方に日本の文化を広められたら」と期待を寄せる。
イベントは11月16日に行われる予定だ。
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