神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2016年2月18日 エリアトップへ

昨年のラグビーW杯で日本代表として活躍し、最高峰の国際リーグ「SR(スーパーラグビー)」に挑戦する 松島 幸太朗さん 桐蔭学園高校出身 22歳

公開:2016年2月18日

  • LINE
  • hatena

「マイペース」で世界に挑む

 ○…「どんな状況でもマイペースでありたい」。昨秋のW杯では、鋭い走りと低く突き刺さるタックルでチームに貢献。持ち前の強心臓を発揮し、「受け身にならずに戦えば勝てると思っていた」と、自身のルーツでもある強豪国・南アフリカを破って世界中のラグビーファンを驚かせた。「プレッシャーはあまり感じない。大きな大会で自由にプレーさせてもらい、成長できた」。淡々と振り返る。

 ○…ジンバブエ人の父と日本人の母のもと、南アフリカで生まれた。小学校ではサッカーをしていたが、中学1年の時、友人らに誘われてラグビーを体験。「鬼ごっこやかけっこに通じる部分があり、面白かった」。当初は本格的に取り組むつもりはなかったが、日本に移り、加入したクラブのコーチに誘われて桐蔭学園高校の練習に参加。「雰囲気も良かったので『ここでやろう』と決めた」

 ○…同校での3年間で、ラグビーの基礎的な技術が培われた。3年時に同校初の全国大会優勝をしているが、最も印象深いのは準々決勝の東海大仰星(大阪代表)戦。1点リードで迎えた後半ロスタイム、味方の反則で、相手にペナルティーゴールの機会を与えてしまった。「『入るな』と祈るしかなかった――」。祈りが通じ、ゴールキックは失敗。辛くも勝利を掴んだ。「助走のタイミングがいつもと違ったから、蹴る直前に『外れるかも』と感じた」。当時から、どんな状況でも冷静に相手を観察できていた。

 ○…そんな思い出が詰まった高校時代を過ごした青葉区では、昨秋のW杯以降、ラグビースクールに通う子どもが増加。「嬉しい。ラグビーを楽しんでほしい」。ほおを緩めつつも「競技人口が増えれば、いい選手がどんどん出てくる」と気を引き締めることも忘れない。今月末からは、世界最高峰リーグに挑戦。横浜で決勝が行われる次回W杯を意識し「一日一日をレベルの高い環境で過ごしたい」。視線は常に、高みを見据える。

青葉区版の人物風土記最新6

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

冨樫 剛一さん

2月1日から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

すすき野出身 52歳

2月29日

岡﨑 萌々(もも)さん

第78回市町村対抗かながわ駅伝に横浜市代表として出場し、優勝に貢献した

岡﨑 萌々(もも)さん

青葉区在住 16歳

2月22日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • おばあちゃん先生の子育てコラム

    おばあちゃん先生の子育てコラム

    第43回 「一人で悩まず、一緒に子育てしていきます」

    3月28日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.9 塗装業も歯科医も「専門家」を選ぼう

    3月21日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook