強豪サッカークラブ「あざみ野FC」の代表に就任した 林 和泉さん あざみ野南在住 53歳
子どもの意欲に応えたい
○…未就学児から小学生を対象に、36年の歴史があるサッカークラブ「あざみ野FC」。創設者の退任に伴い、代表に就任した。全国大会出場3回、関東地区で強豪として知られるチームの舵取り役に「身に余る思い」と恐縮するも、「せっかくの縁、これまでの火を消すわけにはいかない」と意気込みも。クラブ理念に基づき「子どもたちはもちろん、家族も一緒に楽しめるクラブ」を目指す。
○…クラブとの出合いは16年前。あざみ野に引っ越してしばらく経ち、近所にあると知って当時4歳だった息子を連れて体験練習に参加した。入団した息子の後を追うように、「お父さんコーチ」に就任。以来、息子の卒団後も子どもたちとボールを追いかけ続けている。「当時は仕事が忙しくて。でも仕事だけじゃないんだと、子どもたちの笑顔に教えられた」。今ではライフワークになっている。
○…出身は町田市。小学4年時に授業でサッカーと出合い、すぐに夢中になった。担任教師に頼んでチームを作り、大会にも出場するように。「当時、町田はサッカーどころ。全国的に強いチームもあり、最初の年はボコボコにされた」。中学校は公立だったが、市内の大会で優勝できるまでに成長。更に上を目指して都内の強豪校に進学したが、1年時に腰を痛めて引退してしまう。その後、自然とサッカーからは遠のいていった。「サッカーを通して成功から挫折までを経験することができた」と今は思う。
○…1年ほど前から、人生で初めて犬を飼い始めた。ファンドマネジャーという緊張感のある仕事で疲れた日も「ずる賢くて行動が面白い」という愛犬の散歩が気分転換に。これまでは週末だけだったクラブの練習も、昨年度から試験的に水曜日にも行うように。親やOBなど、関係者が一体となることでチーム力の底上げを図る。「選手たちのピュアな意欲を最大限引き出したい」。お父さんコーチの挑戦は続く。
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