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「糖尿病」早期発見で合併症予防を 住民向け糖尿病教室を無料開催
生活習慣病の代表格、糖尿病。日本糖尿病学会認定の指導医・専門医で「あざみ野坂の上クリニック」を運営する武田浩理事長に糖尿病について話を聞いた。
「検診等で『尿に糖が出ている』『血糖値がやや高い』と指摘されても糖尿病の初期は無症状で、大半は喉が渇いたり、だるい程度。しかし、放置すると合併症による症状が出ることもある」とその危険性を訴える。
動脈硬化の恐れも
膵臓で作られる「インスリン」はブドウ糖をエネルギーとして身体に取り込む働きがあるホルモン。その作用が不足し、血液中のブドウ糖が増え、血糖値が慢性的に高くなるのが糖尿病だ。高血糖の状態を放置すると網膜症・腎症・神経障害の「三大合併症」や、脳梗塞・心筋梗塞など「動脈硬化性疾患」の恐れも。同院では動脈硬化の初期段階で適切に診断しようと大学病院等にしかない「ＦＭＤ検査機器」を導入し、早期治療につなげている。
本院となる「武田クリニック」（伊勢原市）は糖尿病専門医育成の研修施設として地域医療に貢献もしている。武田理事長は「地域に根差した糖尿病治療を心がけ、地域の医療機関や大学病院と連携し、質の高い医療を目指している」と話し、病気への理解を深めようと無料の「糖尿病教室」（上記表）も開催している。
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