青葉区老人クラブ連合会の会長としてウォーキングイベントを開催した 相原 照世さん 奈良在住 77歳
「やるからには」一生懸命
○…地域で健康づくりや生きがいづくりなどをテーマに社会参加の機会を作っている老人クラブ。連合会の会長として区内84クラブ、約5400人の会員をまとめ、11月21日には都筑区・緑区のクラブと一緒にウォーキングイベントを実施。活動に広がりを持たせるとともに、会員には「健康寿命を延ばして生き生きの老人になろう」と思いを語る。
○…平塚で生まれ、戦火を逃れるうちに奈良地域に移り住む。田奈小・田奈中と進み、工業高校を経てエンジニアの道へ。仕事の傍ら「なり手がいなかったので引き受けた」と30代半ばで地元自治会の副会長となるが「やると決めたら責任を持って」。子ども会を立ち上げ、会長を務めるなど積極的に活動した思い出も。老人クラブ「第二和楽会」に入ったのも手伝ううちになんとなく。「初めは魅力を感じなかった」というクラブの活動だったが、やはりここでも「入ったからにはしっかりやろう」。持前の責任感で会長となり、3年前に連合会の会長に就いた。
○…「会長は偉いわけではなく、皆さんに楽しんでもらうリーダー」と話し、
「自分も一緒になって楽しみたい」と区内の各行事に顔を出す。積極的に地域に溶け込む一方で、気にかけているのは会員増強。高齢者は増えているが、全市的に会員は減少傾向だ。青葉区では現状、会員は増えているものの、今後は厳しくなると危機感を隠さない。だからこそ、「『老人クラブは楽しい』という魅力を伝えたい」と力を込める。
○…自らを「お人よし」と言って笑う。「やるからには」と、どの活動に対しても一生懸命だが、自分も楽しむことを常に忘れず、そのせいか周囲は賑やか。今も小中学校で同窓会の会長を務めるのも偶然ではないだろう。今年喜寿を迎えたが、料理や版画、裁縫まで多趣味で、エンジニアの腕を生かしてお祭りの照明設置もこなす。その尽きないバイタリティで、シルバー世代をけん引し続ける。
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