青葉区内12カ所目で、最後の整備地となる「すすき野地域ケアプラザ」(すすき野1の8の21)が、12月1日に開所した。区内では初となる授乳室も備え、子どもから高齢者まで幅広い世代の交流・相談の場として活用される。
地域ケアプラザは横浜市独自の施設で、高齢者や子ども、障害者など誰もが安心して暮らすための福祉保健の拠点。現在市内に136カ所あり、原則として各中学校区に1カ所整備されている。
すすき野エリアではこれまでケアプラザがなく、地域住民から開所の要望が寄せられていた。新たに建設されたすすき野地域ケアプラザは(社福)若竹大寿会(竹田一雄理事長)が運営。介護保険事業に加え、市の委託事業である地域活動交流や、今年度から始まった生活支援体制整備事業を行う。介護保険の利用相談等に応じる地域包括支援センター機能については、これまで(社福)緑成会が特別養護老人ホーム「緑の郷」内に設置し、運営を担ってきたが、開所を機に引き継がれた。施設には相談室や地域ケアルーム、多目的ホールのほか、区内では初となる授乳室も完備している。
11月25日には関係者を招いた記念式典が行われ、小池恭一区長をはじめ103人が訪れた。竹田理事長は「多くの方の尽力に感謝したい。持てる資源を徹底的に活用し、どんな困りごともサポートしていきたい」とあいさつ。ケアプラザの運営協議会会長であり、すすき野連合自治会会長の依藤守男さんは「開所を待ち望んでいた。地域の福祉活動がより発展することを願っている」と期待を寄せた。式典では職員の紹介が行われたほか、区の木であるヤマザクラの記念植樹も行われた。区の担当者は「まずはしっかりと立ち上げ、地域の相談、交流の場になれば」と話している。
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