江田駅周辺商店会(齋藤篤彦会長)は、県下の商店街で優れた取組を表彰する「第5回かながわ商店街大賞」でこのほど特別賞を受賞した。「友達になろうよ!!」をテーマに、商店街を超えた地域の関係づくりが評価された。
同大賞は神奈川県や(公社)商連かながわ、県商店街振興組合連合会などで構成する実行委員会が主催するもので、今回が5回目。商店街などの優れた取組を表彰することで、県民に商店街の役割や魅力を伝え、また、他の商店街に参考としてもらうことなどを目的に実施している。
今回は商店街部門に14団体が応募し、大賞に上溝商店街振興組合(相模原市)、準大賞に丸山台いちょう坂商店街(港南区)、東林間商店街振興組合(相模原市)が選ばれた。江田駅周辺商店会は上町商店街連合会(横須賀市)とともに特別賞を受賞。1月10日には西区のホテル横浜キャメロットジャパンで同大賞の授賞式が行われた。
江田駅周辺は商店街組織の空白地だったが、有志が集い、2013年11月に江田駅周辺商店会は発足。しかし、駅周辺は店舗が連なっていないことやチェーン店も多いことから会員確保の難しさもあり、異業種交流や地域交流を活動の中心としてスタート。コンセプトに「友達になろうよ!!」を掲げ、「edatomo(エダトモ)」を商店街の通称とするなど、明確に方向性を打ち出している。
地域と積極交流
同商店会は東急電鉄(株)と協力。駅構内や広場などの植栽帯への花植えを地域住民や慶應義塾横浜初等部や桐蔭学園と一緒に行っているなど、活動は会員である商店主だけにとどまらない。特に地域住民は「エダトモサポーター」として登録し、清掃など各種活動を定期的に続ける仕組みを整えていることなども今回の受賞に至った理由の1つだ。
そのほかにも同商店会は地域の史跡を巡り、歴史を学ぶ「えださんぽ」を企画しているほか、グルメイベント「えだバル」を開催するなど、活動の幅を広げる。
現在は青葉区内を花でいっぱいにしようと区が進めている「フラワーネックレス青葉2017」事業に注力。1月13日には会員、サポーターが江田駅前の通りにある植栽帯に花壇を整備。同商店会は「青葉区で一番美しい道にしたい」と意気込んでいる。
齋藤会長は今後について「荏田地域は246号線で分断されている印象がある。地域がまとまるような企画を考えたい」と話していた。
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