青葉警察署(山本哲治署長)は6月15日、青葉消防署や東急バス株式会社など8つの機関と連携し、テロ対応の合同訓練を行った。
2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えて企画されたもの。東急バス青葉台営業所を会場に、同署署員や青葉区職員、横浜救急医療チームである昭和大学藤が丘病院の医師ら80人が参加した。
訓練では青葉台駅で路線バスが乗っ取られ、犯人が車内に催涙ガスをまいて逃走し、商業施設に爆発物をしかけたことを想定。同営業所では車内で異常通報ボタンが押されたことを受け、状況確認や警察への報告などの初動を確認。検問所に見立てた会場でバスから犯人が飛び出すと、場内は緊迫した雰囲気に包まれた=写真。その後、乗客の救助や近隣住民の避難誘導に加え、除染装置の設置や爆発物の処理など、各機関の動きを確認した。
同社神奈川エリア長の仲川晃司さんは「万が一の時には関係各所の連絡を密にし、被害を最小限に食い止めたい」とあいさつした。山本署長は「個々の訓練は行っているが、消防署や医療機関も交えた全体的な動きが互いに確認でき、とても有意義だった」とコメント。実際の現場では野次馬などへの対応も必要になるとし「より現実的な訓練につなげたい」と話した。
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