青葉警察署(山本哲治署長)は7月5日、振り込め詐欺被害防止対策の出発式を青葉区役所で行った。
同署や青葉防犯協会など38団体は先月、急増する振り込め詐欺を受けて対策協議会を発足。この日は青葉署員をはじめ小池恭一区長や同対策協議会会員ら50人が集まった。会長の松澤孝郎さんは「皆の力を合わせて詐欺の撲滅を」、山本署長は「警察だけでは抑止できない。趣旨をよく伝えて広めていきたい」とあいさつした。
式後は、青葉署員30人がしらとり台と荏田北の高齢者宅70世帯を訪問。被害の現状のほか、対策の一つである「息(むす)コール・娘(むす)メール」について直接説明した。これは、離れて暮らす子どもが、両親に電話やメールなどで日常的に連絡をとることで被害を防ごうというもの。高齢者だけでなくその家族に注意を促す先進的な取り組みだ。署員は息子や娘をかたる手口が多いとし「普段から連絡をとりあっていれば、不審点に気づくことができる」と説明。啓発のチラシと封筒を子ども世帯に送ってもらうよう呼びかけた。
訪問を受けた70代の女性は「いい機会になる。『私がだまされるといけないから電話ぐらいしてよ』と子どもに伝えたい」と話した。
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