亡くなったペットを供養する「動物慰霊祭大法要」が、7月23日に増上寺=東京都港区=で開催された。美しが丘西で動物専用霊園を営む平和会ペットメモリアルパークが主催。
同社が毎年行っているもので、今年は1000人以上が来場し、第一、第二会場ともに満席となる盛況ぶりだった。若月一朗代表は「皆さん一人ひとりが今日この場にいることを心から選択されたと思う。ペットを愛する多くの方に集まっていただき感無量」とあいさつ。また「愛するペットを目の前に感じて、そばにいる感覚で供養をしてほしい」と呼びかけた。
法要は、同寺第八十八世法主の八木季生台下が執り行った。読経の中で参列者一人ひとりが焼香する場も設けられ、ペットの遺影や骨壺を手に涙ぐむ人の姿もみられた。八木台下は「動物は飼ってみると家族同様の価値を持っている。成仏するよう心に願って、南無阿弥陀仏の唱和をしましょう」と話し、法要をしめくくった。
5月に亡くした愛犬の供養のために、親子で訪れたという女性は「多くのペットと一緒に法要してもらえるのは幸せなこと」とコメント。参加した女児は「最後のお経の時、(愛犬の)ナナが出てきそうな気がした」と笑顔をみせた。会場には「つながり」や「幸せ」の意味を込めて今年のテーマとなった「折り鶴」のモニュメントや、参列者によって飾られたハートの献花台も展示。また、被災動物への募金活動も行われた。
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