小学校低学年向けの野球「ティーボール」の神奈川大会が、9月に横浜スタジアムで行われ、青葉緑東(みどりひがし)リトルリーグが史上初の5連覇を達成した。準優勝は、奈良北ジャガーズ学童野球部となり、青葉区勢が躍動した。
投手が投げる代わりに、本塁上に設置したバッティングティーと呼ばれる棒の上にのせたボールを打ち、点数を競う、ティーボール。
同大会には、小学3年生以下、県内96チームが出場。緑東リトルは、決勝で奈良北ジャガーズを22対7で破るなど、7試合をいずれも大差で勝ち抜き、優勝に輝いた。
笠喜也監督は「厳しい練習に耐え、結果を出すことができてうれしい。大きなプレッシャーがあるなかで、チーム一丸となり戦うことができた」と振り返る。
緑東リトルの特徴は、圧倒的な打撃力だ。準決勝では、1イニングで7本のホームランを打ち、9得点をあげるなど、全7試合で、ホームランの数は111本という強力打線だ。キャプテンを務め、7試合で22本、決勝でも4本のホームランを放った杉山蓮君(3年)は「ボールを遠くに飛ばせるように素振りを毎日がんばった。優勝できてうれしい」と笑顔だった。
笠監督は「基礎練習をしっかりと行い、体にしみこむまで反復練習をしてきたことが失点を少なくし、打撃力を向上させた」と話した。児童は土日に終日練習を行い、平日も自主的に毎日素振りをしているという。7試合で17失点だけと、堅い守備もチームの特徴だ。
笠監督は「プロ野球選手に憧れを持つ児童がほとんど。高いモチベーションを維持して、野球を通じて成長してほしい」と話した。
奈良北が準優勝
決勝では緑東リトルに敗れたものの、過去最高成績の準優勝となった奈良北ジャガーズ。粘り強い野球で決勝の舞台まで上り詰めてきた。準決勝では、4点を先制されたが、諦めることなく、最終回でホームラン2本を含む3得点をあげ、逆転勝利をおさめた。
鴨志田亮監督は「青葉区で一番元気なチームを目指してきた。準優勝に輝くとは思っていなかった。練習などを通じて子ども達も大きく成長した。これからも楽しみながら、野球を続けてほしい」と話した。
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