横浜防災ライセンス 青葉連絡会を設立 地域と連携、防災意識向上に期待
災害時に発電機などの防災資機材を取り扱える、市認定の「横浜防災ライセンス」取得者らが、今月11日、区内での連携を強化するために「青葉連絡会」の設立総会を開いた。同様の連絡会設立は市内18区中4番目となる。
横浜防災ライセンスとは、地域の防災拠点に備わる防災資機材の取り扱い方法を学ぶ「資機材取り扱いリーダー講習会」の受講者に市が交付するもの。講習会は平成16年度から市内各区で年に1回開講。区内では174人のライセンス取得者がいる。
11日に行われた設立総会では、ライセンス取得者をはじめ、岡田輝彦区長らも出席。池野正二さん(もみの木台在住)が会長に就任し、区総務課を事務局に置き活動していく。会員数は80人。
設立後の活動
連絡会の主な活動として、連絡網作成などの会員同士の連携強化、ライセンス取得者らの地域防災活動への積極的参加の呼びかけ、区内会員の技術向上、新規リーダーの養成がある。
これまでライセンス取得後の活動は個人に任せられ、技術活用の場が課題だった。区内39カ所ある地域防災拠点にはライセンス取得者がいない拠点もあり、更なる人材育成も求められる。
連絡会では来年度、資機材取り扱い訓練会を4回開催。ライセンス取得者の技術維持と新規受講者の参加を見込んでいる。また、地域防災拠点の運営委員会との連携強化も図っていく。
池野会長は「災害時は地域の連携が不可欠。連絡会が積極的に防災訓練に参加し、まずは存在を広めていくことが重要」と話す。
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