青葉台消防出張所が開所 保育所との併設は市内初
国道246号・青葉台方面への合流点脇(青葉台1丁目4番)に、市内初となる消防出張所と保育所などの複合施設が完成し、先月27日、他施設に先駆けて「青葉台消防出張所」が開所した。29日には区民見学会が行われ、地元住民や関係者などが開所を祝った。
同出張所は、耐震性の問題があった藤が丘消防出張所の移転・建て替えに伴って新設。青葉台やしらとり台、田奈方面の消防力強化や、区内の消防施設の配置バランスを踏まえ、青葉台への移転となった。これまで鴨志田出張所にいた救命活動隊が配置され、藤が丘出張所の消防隊は鴨志田へ移動となる。
建物は地上6階建て。3階が消防出張所事務室となり、仮眠室や訓練室が整備されている。「地域に開かれた消防出張所」をコンセプトに、1階には防災・防犯活動拠点として「安全安心ステーション」が併設。出入口横には、市内では保土ケ谷区に続いて2カ所目となる「緊急避難ボックス」が設置された。不審者から身を守るために駆け込み、施錠できる一時避難所で、出張所直通の非常電話や監視カメラなどが装備されている。1階や3階訓練室は、自治会などにも開放され、地域交流の拠点として活用される。2階部分は消防車庫や青葉消防団第三分団本部、自転車・バイクの月極駐輪場となり、4階は消防職員待機宿舎となる。5階の横浜市認可保育所「オルタスそらいろ」は9月1日から、6階の地域子育て支援拠点「ラフール」は、今月25日からの運営予定。
見学会に参加した住民は「消防だけでなく防犯面でも期待できる」と話した。
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