市内小中学生が国際平和への思いを発信する「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」。中学校の部でこのほど、青葉台中学校(安藤秀朗校長)の竹田夏帆さん(3年)が最優秀賞となる市長賞を受賞した。
同コンテストには、市内中学生約1万4000人(うち青葉区は1880人)が参加。先月11日、「教育文化ホール」(中区)で行われた本選には、校内選抜・市内各区の予選会で選ばれた18人が出場した。
本選で市長賞・優秀賞を獲得した、竹田さんら4人の中学生は先月23日、林文子市長より「よこはま子どもピースメッセンジャー」に委嘱。今後は、ユニセフ東京事務長本部への挨拶や平和募金活動を行う。「色々な活動ができると知り受賞の嬉しさは、どんどん増している」と竹田さんは話す。
「国際貢献ができるチャンスなんてないと思っていたけれど、その考えが変わりました」―。『国際貢献への第一歩』をテーマに、3分間のスピーチを披露し た竹田さん。コンテストでは、東日本大震災後の5月、青葉台中から気仙沼への救援物資を送ったことから見えてきた”国際貢献”について自身の思いを発信し た。
副会長の竹田さんら生徒会役員は、救援物資を呼びかける手作りチラシを校内に配布。2日間でダンボール約30〜40箱分が集まった という。スピーチでは「驚くほどたくさんの量が集まりました。生徒一人ひとりが同じ日本国民の一員として協力していることが実感できた瞬間でした」と振り 返った。
後日、届いたダンボールを前に気仙沼の子どもたちの笑顔の写真が送られてきた。今回の活動で一番大切だったことは、全ての人の 思いがしっかり伝えられたことだったという。「小さな活動が地域に届き、いつかは世界に届くことを”ピースメッセンジャー”として伝えていきたい」と竹田 さんは意気込む。
しゃべることが好き
「自分の考えを喋って理解してもらえることが好きです」と竹田さ ん。生徒会の校内朝会では毎回司会を務める。国語科・渡部由佳教諭は「”感動”に変わってしまう喋り方。ディベートの授業では、非常に説得力があります」 と竹田さんについて話す。榎が丘小学校1年生の時は、クラスの討論大会で優勝したことも。来年の平和スピーチコンテストでは司会を行うことが決まってお り、「今から楽しみ」と話す。
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