神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2011年9月1日 エリアトップへ

10年目迎えたトリエンナーレ 地域・市民と連携進める ノウハウの集積に課題も

公開:2011年9月1日

  • LINE
  • hatena
来場者の案内もサポーターの役割
来場者の案内もサポーターの役割

 3年に1度の現代アートの祭典、「ヨコハマトリエンナーレ2011」が横浜美術館とその周辺地域で開かれている。会期は8月6日から11月6日(日)。「市民協働」を掲げ、市内の地域イベントや900人を超える市民サポーターと連携を進めている。

 2001年に第1回が開催されたヨコハマトリエンナーレは、05年展、08年展を経て、10年目の節目を迎えた。動員数はのべ100万人を超えるが、現代アートというテーマのせいか、市民への認知が行き届いているとはいいがたい。

 そこで、4回目となる11年展で目指すのは、「まちにひろがるトリエンナーレ」の実現だ。市内各地で行われる様々なアートプロジェクトを連携プログラムと位置づけ、「つながり」をアピール。青葉区で毎年行われている芸術イベント「AOBA+ART2011」(今年は10月1日(土)から23日(日)まで)など、市の文化芸術による地域づくり事業である「横浜アートサイト2011」の11イベントをはじめ、連携プログラム数は60を超えた。相互に広報連携をとることで、会場となるMM地区のみならず、文化芸術創造都市として市全体で盛り上げることを目指す。

 また、トリエンナーレの認知度アップに必要不可欠とされているのが、市民サポーターの活動だ。今回、総合ディレクターを務める横浜美術館館長の逢坂恵理子さんは、市民サポーターに求めていることとして「一人ひとりが情報発信し、口コミで宣伝を広げること」を掲げている。

 市民サポーターは開催前の準備で、4グループに分かれて活動。これまで手作りの周辺ガイドマップの製作や、区民まつりなどへの出展とPR活動、アーティストの作品制作の手伝い、運営補助や活動記録などを行ってきた。会期中は主に会場運営をサポートしている。事務局の山本紀子さんは、「サポーターは運営を支えるだけでなく、一番のファンでもある。いなくては成り立たないありがたい存在」と評価する。

 だが課題もある。これまでトリエンナーレに関わってきた市民ボランティアはのべ3400人余りに上るが、3年に1回という開催サイクルのため、解散と再召集を繰り返してきた。そのため、前回のサポーター運営の経験やノウハウが集積されにくいとの声もある。会期後に事務局を存続させるなどの運営の見直しも検討する余地があるだろう。
 

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook