こどもの国 サンマで気仙沼に恩返し イベント参加費すべてを寄付
区内奈良町「こどもの国」では今月18・19日、秋の恒例行事『サンマを炭火で食べる会』を開催。今年は93年のイベント開始からサンマを提供してもらっていた宮城県・気仙沼漁港の復興を願い、イベント参加費全額が同漁協へ寄付される。2日間で集まったイベント参加費は76万2千円、募金総額は19万8885円。
東日本大震災によって、甚大な被害を受けた気仙沼漁協のために、「がんばろう、気仙沼!」をスローガンに開催された今回のイベント。これまで18年間、気仙沼沖で水揚げされたサンマを使用してきたが、今年は北海道・厚岸漁協から3300匹のサンマが届けられた。
同園には、事前に申込みをしていた約3000人が各地から集まり、岩手県産のナラ炭を使ってサンマの炭火焼きを楽しんだ。
子どもたちは、立ち上る煙や炭火の熱に悪戦苦闘しながらも、「煙が目にしみたけれど、美味しいサンマが焼けた」と笑顔を見せていた。会場内に設置された募金箱では「毎年、家族で楽しませてもらっているイベント。気仙沼が一日も早く復興してもらえれば」と来場者が募金を行っていた。
周囲を気にすることなく、煙を上げながら、サンマを炭火で焼いて食べる同イベント。全国的にも広がりを見せているが、93年に同園で始めたのが初とされている。「18年間、気仙沼の好意で実現できていたイベント。少しでも恩返しができれば」と担当者は話した。
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