食品衛生功労者に区内から3人 厚生労働大臣表彰に石井さん、塩田さん
平成23年度の食品衛生功労者の表彰式が、先月21日、明治座(東京都中央区)で行われ区内から3人が受賞した。厚生労働大臣表彰は、石井喜一さん、塩田功さん。日本食品衛生協会会長表彰は、飯島紀次さん。
厚生労働大臣表彰
同表彰は、食品衛生の普及向上や食品衛生行政に対する協力などに特に顕著な功績の高かった人や、優良な食品衛生施設に授与される。今年度は全国で205人・115施設が表彰され、区内から2人が選ばれた。
区内田奈町で鰻割烹「菊よし」を営む石井喜一さんは、緑区食品衛生協会時代から30年以上に渡り、区内の食中毒キャンペーンなど同協会活動に尽力する。また、飲食店を主として組織している区料飲連合組合理事長として食品衛生の向上にも貢献してきた。
石井さんは、「表彰状には自分の名前しかないけれど、かみさんと二人でもらった賞です。長い間やってきて何とか人の役に立つことができたのかな」と話す。
区内藤が丘在住の塩田功さんは、川崎市宮前区で「とんかつ塩田」を営む。来年創業40年の同店は、早くから宮前区の食品衛生協会に所属し、食品衛生の普及などに尽力した。
会長表彰は「紀文堂」飯島さん
塩田さんは「衛生管理は当たり前のようでなかなか難しい。これからも安全でおいしい食事を提供できるよう、食品衛生の大切さを広く呼びかけていきたい」と話している。
食品衛生協会会長表彰
区内新石川で和菓子「紀文堂」を営む飯島紀次さんは、(社)日本食品衛生協会会長表彰を受賞した。昭和29年に先代の父が開業した同店は、57年の歴史ある老舗。
手作業の多い和菓子作りは食品衛生への高い意識が常に必要だ。同店は、高い衛生面への意識などが評価され、食品衛生優良施設として厚生労働大臣表彰を受賞したこともある。
現在、区食品衛生協会副会長として食品衛生の普及向上に努める飯島さんは、「長年衛生管理に気をつけてやってきた『おまけ』みたいなものです」と受賞の感想を話した。
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