神奈川県警本部が主催する「命の大切さ」についての作文コンクールで、鴨志田中学校(中込千明校長)の山田壮太君(1年)が最優秀賞に当たる神奈川県知事賞を、三好将太君(3年)が佳作に選ばれた。表彰式は今月2日、青葉警察署(塚原和也署長)で行われた。
神奈川県警は昨年から、県内の中学、高校生を対象に「命の大切さを学ぶ教室」を開催している。犯罪被害者に対する理解や共感、加害者になってはいけないという模範意識を育むことを目的とし、受講した生徒を対象に今回の作文コンクールを実施した。作文の応募総数は中学生の部688編、高校生の部179編。
”授かった命”
県知事賞を受賞した山田壮太君(鴨志田中1年)は授業を受けて、双子で未熟児として産まれ、母子ともに危険な状況だった自身の出生を思い返した。作文には『みんな命懸けで産んでもらってみんな誰かの大切な人なのです』と、改めて生きることの尊さについて、自信の考えをまとめている。山田君は「普通に生きているのは、幸せなことだと感じた。母からもらった命を大切にしたい」と話した。
また、佳作に入賞した三好君は、授業で印象的だった事件の被害者、その家族の苦悩を思い、『何があっても事件を起こしてはならない』と強く訴えた。三好君は「事件は被害者、加害者だけではなく、周りの人も巻き込むことが印象的だった」と話した。
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