神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2012年5月31日 エリアトップへ

青葉区長インタビュー 「区民力が魅力」 就任2カ月の徳江氏に聞く

社会

公開:2012年5月31日

  • LINE
  • hatena
インタビューに応じる徳江区長
インタビューに応じる徳江区長

 今年度から青葉区長に就任した、徳江雅彦氏。本紙では就任後2カ月が経過した徳江区長にインタビューを行い、新区長としての意気込みなどを聞いた(聞き手/本紙青葉区編集長・渡部賢)

 ――青葉区の印象について教えて下さい。

 区長――私は、過去に2度、この地域で仕事をしています。最初は、平成2年頃、まだ緑区北部支所の時代です。当時、係長として青葉区が緑区から分区する準備にかかわっていました。2度目は、平成9年頃、まだ区内では区画整理事業が行われ、人口も急増している時代でした。これにあわせ、地区センターなどの市民利用施設や地域ケアプラザなどの福祉施設の整備、誘致などに携わっていました。地域の皆様、団体や企業の皆様と一緒に、一つの区としての基盤を、ハード、ソフト両面にわたって整えている段階であったように思います。当時の区役所の目標は、「住んでよかった」と思っていただける街を目指していました。

 今回の着任で3度目、本当に久しぶりに、ふるさとに戻ったような気持ちです。長らく活躍くださった地域の方々の努力が、実を結び、すばらしい街になったと感じています。とりわけ、区役所と住民の皆様、また住民の皆様同士のつながりが強まっていること、加えて、本当に多数のグループが活発に行動している姿に強い印象を受けました。再度、この区で働けることを光栄に思っています。

住み続けたい街の実現へ

 ――就任後の第一声、職員向けあいさつはどのようなものでしたか?

 区長――「プロになろう」「チームになろう」「成果をあげて喜ぼう」の3点です。

 「プロになろう」は、私を含め、職員一人ひとりが仕事の力を高めていこうという目標です。区役所は、様々な種類の業務があり、それぞれに専門的な知識が必要です。区民の皆様に正しい情報と的確なサービスをご提供できること、それは、皆様の区役所に対する信頼づくりの基盤であると考えています。

 「チームになろう」には、2つの意味があります。一つは、区役所職員全員が、力を合わせて取り組んでいく姿勢です。どうしたら区民の皆様の期待に応えられるか、部や課の壁を超えて、一歩踏み込んで考え、行動しようというものです。もう一つは、30万人区民の皆様との協働です。自治会・町内会をはじめ、多くの団体が活躍しており、様々な形で、区民生活の支えとなっています。こうした、いわば青葉区の「区民力」と連携して区政を進め、「共感と信頼」の関係をつくっていきたいという考えです。

 最後の「成果をあげて喜ぼう」は、先ほど申し上げた「チーム」が力を合わせて、成果をあげ、区民の民様に喜んでいただこう、そしてまた、そのこと自体を自らの喜びに、あるいは区役所共通の喜びにしていこうという考えです。

 ――〝住み続けたい街〟を目指す「青葉区の魅力」について教えて下さい。

 区長――青葉区の魅力というと、まっ先に、街並み美しさや便利な生活環境、豊かな自然などがあげられます。もちろん私も、その点に大きな魅力を感じています。

 またそれと同じくらい、私は、青葉区の「区民力」に魅力を感じています。先ほど申し上げたとおり、区内では、警察、消防、税、農協など各公共機関や関連団体のほか、自治会・町内会をはじめ、防災・防犯、子ども・青少年育成、医療、福祉、芸術・文化、スポーツ、商店会、自然、環境、企業など、本当に多様な分野で多くの主体が活動しており、区民生活の支えやうるおい、活力をつくっています。

 昨年度、市が実施した「市民意識調査」では、「自分は何らかの形で、積極的に社会貢献したい」という回答をいただいた方の割合が、青葉区では、56・3%にものぼり、市内18区の中で最も高くなっています。自らが地域をよりよい街にしようという気持ちと行動力を、私自身、区役所の仕事や地域の皆様とのおつきあいの中で実感しています。

 ――新区長としての意気込みや今後の目標は?

 区長――私の仕事の活力は、区民の皆様の笑顔です。この2カ月、様々な会合におじゃまいたしました。力不足で、必ずしも100%期待に応えることができないこともありますが、元気な姿で活躍される皆さんの姿を見るたびに、改めて自分も「ガンバロウ」と思います。

 青葉区は、多くの先人の努力がつながって、つくられてきました。若い頃にお付き合いをいただいた方の中には、残念ながら、すでにご逝去なされた方もいらっしゃいますが、今でもその方々と一緒に汗をかいた思い出があります。青葉区は、私個人にとって、自分を育ててくれた街でもあります。恩返しをしながら、さらに良い街として、次の世代につないでいければと思っています。区内の皆様と力を合わせて、「住み続けたい街青葉」をつくっていくことが目標です。
 

青葉区版のトップニュース最新6

プレゼン大会で最高賞

柿の木台在住高橋春帆さん

プレゼン大会で最高賞

昨年から顕著な活躍続く

3月28日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月28日

子宮頸がん対策に新検診

横浜市

子宮頸がん対策に新検診

HPV検査導入へ

3月21日

はちみつカレーを商品化

青葉台小4年生

はちみつカレーを商品化

売上の一部を「ハチ」に寄付

3月21日

区内で記念イベント

国際園芸博

区内で記念イベント

開催まであと3年

3月14日

横浜総合病院で投与開始

認知症新薬レカネマブ

横浜総合病院で投与開始

市内医療施設で唯一

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • おばあちゃん先生の子育てコラム

    おばあちゃん先生の子育てコラム

    第43回 「一人で悩まず、一緒に子育てしていきます」

    3月28日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.9 塗装業も歯科医も「専門家」を選ぼう

    3月21日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook