青葉事業所防犯協会の会長を務める 森川 豊さん 荏田西在勤 64歳
「丁寧」な見守りで恩返し
○…警察署や交通安全協会などと連携し、区内の防犯に尽力する「青葉事業所防犯協会」。所属するおよそ160の企業・団体を取りまとめる。会長就任について「単に頼みやすかっただけだと思いますよ」。謙遜するが、「安全運転管理者会」の副会長にも任命されるなど、周囲から大きな信頼を寄せられている。会長という大役に「緊張感はある」が、長年ともに取り組んできた顔なじみの仲間たちの存在が大きな支えだ。「30万人の区民に対して、警察官ひとりあたりが見守る人数が非常に多い。区民の安全・安心のために少しでもサポートできれば」と意気込みを見せる。
○…鶴見区出身。3歳の時に父親が他界し、母親が女手ひとつで育ててくれた。10歳も離れている兄が父親代わり。「こわい兄貴でね。よく叱られていたよ」と懐かしそうに目を細める。そんな兄とは、小中高校、勤め先までずっと一緒。今は、互いに助け合い、切磋琢磨する良きパートナーだ。
○…兄らが荏田西で立ち上げた自動車部品の塗装会社『三友興業(株)』に、20歳から勤める。現在は専務取締役として、会社の舵取りを行う。若い頃は塗装の吹き付けからサビ止め、トラックの運転、営業まで何でもやってきた。仕事に明け暮れ、「家は放ったらかし。でも、せがれの野球の応援にはずいぶん行ったね」と父親の顔。その次男は、今、第一線で会社の運営をサポートしてくれている。
○…大和市つきみ野に在住。「でも、青葉区にいる方がずっと長い」。街の移り変わりを見続けて、かれこれ44年―。会社の近くを走る246号では、「以前は中央分離帯も無くて、事故が多発していた」。今も植栽が伸びて死角ができていると、関係各所に連絡するなどして、街の安全を見守っている。「長いこと青葉区にはお世話になってきたからね」。自身の座右の銘でもある『丁寧』な目配り、心配りで、青葉区の安全・安心を担っていく。
|
<PR>
|
<PR>