JCN 区内2店舗にEV充電器 共通カードで利便性向上
有料会員制による電気自動車(EV)の急速充電サービスを行う『ジャパンチャージネットワーク(株)(JCN)』(横浜市西区・武田二郎代表取締役社長)は、市内ファミリーマート5店舗に急速充電器を新設。区内では青葉大場町店(大場町600の2)で今月5日からサービスを開始したほか、本格課金が始まる10月1日からは、『びっくりドンキー』(青葉台1の1の6)でも利用が可能となる。ファミリーレストランでは全国でも初。
JCNは、NECや住友商事、日産自動車、昭和シェル石油の合同出資によって、昨年2月に設立。EV普及に不可欠な充電インフラ設備を進めるため、サービス網拡大と有料化に向けた課金システムを構築してきた。現在は、東日本高速道路(株)、(株)ファミリーマート、(株)アレフ(びっくりドンキー)ほか、石油元売4社の拠点などと提携する。
課金でサービス網拡大
JCNが行う充電サービスは、共通の認証カードシステムによって会員の個人データを読み込むもの。これまでは、各社への個別登録が必要だったが、これによって1枚のカードでの給電を可能にした。月会費や提携企業によって利用料が掛かるが、無人化が図れることで、24時間・365日利用できる。EV保有率が高い市内を中心に、10月から県内33カ所で本格始動していくという。
これまで区内には、区役所ほか企業など計3カ所に急速充電器が設置。無料で給電を行っているが、利用は営業時間内に限る、駐車料金が別途掛かるなどの制約が多かった。JCNでは「有料であってもコンビニやファミリーレストランなど、より生活に密着したシーンで利用したいといったEVユーザーの声を汲んだもの」と話す。
幹線道路を中心に
区内で同サービスを利用できるのは、ファミリーマート青葉大場店、びっくりドンキー青葉台店(10月1日〜)ほか、ガソリンスタンドDr・Drive市ヶ尾店(市ヶ尾町518の7)の3カ所。幹線道路に近いことや、駐車場が広いなどの理由で選定された。EVを販売する区内ディーラーでは、「東名高速や246号、住宅街をカバーする形となり、区内でもEVの普及につながれば」と話す。
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