神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2012年9月27日 エリアトップへ

緑区在住齋藤さん 米軍機墜落綴る冊子発行 事故から35年の節目

公開:2012年9月27日

  • LINE
  • hatena
「事故を考えるきっかけになれば」と話す齋藤さん
「事故を考えるきっかけになれば」と話す齋藤さん

 1977年9月27日、旧緑区荏田町(現青葉区荏田北)で起きた米軍機墜落事故。「横浜・緑区米軍機墜落事故平和資料センター」代表の齋藤眞弘さん(71)=緑区在住・人物風土記で紹介=が、事故発生から35年の節目にこれまでの活動記録などをまとめた冊子「今、ハトポッポの歌が聞こえますか」を発行した。

 米軍機墜落事故は、厚木基地を離陸した米軍機がエンジン火災を起こし、現青葉区荏田北の住宅地に墜落。9人の死傷者を出した。墜落現場付近に住んでいた土志田和枝さんの長男・裕一郎君(3)、次男・康弘君(1)は翌日に全身火傷で亡くなった。また、和枝さんも皮膚移植や入退院を繰り返したのち、事故から4年4カ月後に心因性の呼吸困難で死亡した。

 齋藤さんは「事故を風化させたくない。誰かが語り継いでいかなければ」と、これまでも「愛の母子像ものがたり」「詩歌集 痛恨」を節目の9月27日に発行してきた。今回も35年に合わせ、事故関係の本や事故を題材にした演劇の一覧表などをまとめた冊子を発行。

 2部構成となる第一部は、中学校演劇に力を注ぎ、緑区民ミュージカルを発展させた大沢清さんが執筆。中高生らによる「墜落事故と命」をテーマにした演劇や様々な活動をまとた。

 第2部は齋藤さんが担当。事故を知ろうとしても市立図書館などには、一部の本や資料しかないことから、これまで発行されている墜落事故に関する本や冊子をまとめた一覧表を作成。また、事故に関する演劇台本なども記載した。齋藤さんは「(40年目の)5年後はどうなってるか分からないけど、今後は今まで集めた資料や写真などを整理して次の世代に残していきたい」と話している。冊子の問合せは齋藤さん【電話】045・933・3954まで。
 

青葉区版のトップニュース最新6

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

防げ、小学生の交通事故

防げ、小学生の交通事故

青葉署「左右確認の徹底を」

4月25日

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊻専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

    4月25日

  • 幸福と訳すな!ウェルビーイング

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

    幸福と訳すな!ウェルビーイング

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    4月25日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.10 専門店の「ニセモノ」にご注意を!

    4月25日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook