130周年事業の広報会議委員長を務めた國學院大學の理事兼大学事務局長 大村 秀司さん 鴨志田在住 63歳
学生・地域が”共に育つ”
○…欧風の模倣ではなく日本古来の思想・文化を守って行こうと明治15年に國學院大學の母体「皇典研究所」が創設。今年11月で130周年を迎える。「日本文化や伝統を守りながら大学の良さを最大限アピールしたい」と広報リーダーとして古事記・源平合戦を学ぶ講演会、卒業生・東儀秀樹氏の雅楽コンサートなどの事業を推進。「日本文化の素晴らしさを多くの人に知ってもらえたら嬉しい」
○…長野県出身。小・中・高校と地元で過ごし、國學院大學・法学部へ入学。実は「中・高時代の先生が國學院出身で”勧め”もあった」。卒業後、住宅メーカーへ入社するが、1年程で退社。「故郷の両親には絶対言えなかった」と、友人の家を転々とし、職を探した。次の会社に提出する卒業証明書を取りに母校へ。そこで、在学中に面識のあった職員から『仕事がないなら事務局に入れ』と欠員の出た会計課の募集試験を受け、採用に。「あの一言がなかったら今の自分はない」と運命の出会いを語る。
○…会計課、教務課、総務課など裏方として大学を支え約40年。今は「厳しい時代だが、母校が未来永劫続くために何が出来るか」を常に考えている。来年4月の人間開発学部・子ども支援学科新設もその一つ。3年程前から関係省庁と交渉し、書類の申請・届出を何度も行ってきた。「たまプラーザキャンパスを”人づくり”の拠点として機能させたい」と意気込む。
○…鴨志田に住み25年以上経つ。「田舎者だから、寺家の大自然が気に入って」と引っ越した。休日は健康作りに、寺家散策や鶴見川沿いのサイクリングロードを自転車で往復50Km以上走ることも。「新横浜方面に行くと帰りが上り坂だからちょっときつい」と健康に気を使う。今月28日、たまプラーザキャンパスで「共育フェスティバル」が行われる。「学生が様々な方と交流し、地域と大学が共に育って欲しい」。学生を支える裏方人生はこれからも続く。
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