神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2012年12月6日 エリアトップへ

11月11日、青葉区医師会らと開催した、初の地域合同防災訓練で災害対策本部長を務めた 真田 裕さん 昭和大学藤が丘病院院長 65歳

公開:2012年12月6日

  • LINE
  • hatena

地域連携で築く「病院力」

 ○…防災訓練の「舵取り」を務める日曜日の朝。開業医や地域のアマチュア無線団体、警察、消防など総勢330人が病院に集結した。自身念願だった初の地域合同防災訓練は「うまくまとめられるか、緊張の連続だった」。生涯のテーマは「地域連携で病院力をつけること」。災害時の地域内連絡手段や医師らとの連携強化。県指定の災害医療拠点病院としてやるべきことは山積みだった。東日本大震災後は、その課題を早急に取り組む思いが強まった。「より困難な状況を想定した防災訓練を毎年行っていく」。強く意思を語る。

 ○…広島県出身。開業医である内科医の父親の背中を見て同じ道を志した。昭和大学卒業後、21年前、昭和大学藤が丘病院小児外科医に入局。生まれてすぐ、生命の危険が伴う小児医療現場。「今でも当時診た子どもは元気かな、と思い出す」と藤が丘から地域を見つめる。ランチや散髪、眼鏡の調整など、病院近くの商店街でホッと一息。たわいもない話で笑顔になれる馴染み深い場所。藤が丘は自身にとってのホームだ。

 ○…趣味は家庭菜園。「あの古びた車の感じが何だか好きで」。実は家庭菜園のきっかけは、購入した大好きな軽トラックだった。近所の人に「トラックで農業でも始めてみては」と声を掛けられ、ひょんなことから菜園を始めることに。軽トラックを走らせ、畑に通うのが休日の楽しみだ。荷台に積んだ野菜は「家内に託して料理に」。食卓に並ぶ手作り野菜は格別だ。

 ○…3年前から医師、看護師のシャツ丈の白衣の着用を導入した。「ロング丈の白衣は、裾が広がり菌の院内感染も広まるのでは」との改善策だった。「地域の病院」として地域交流を深めようと、今夏初めて地元自治会主催の盆踊り大会に参加した。医院名が刻まれた、オリジナルはっぴを製作。自ら羽織り、住民と交流を重ねた。「地域拠点病院」として、あるべき姿を模索し続ける。
 

青葉区版の人物風土記最新6

山下 侑哉さん

第7回介護施設AWARD2023 で大賞を受賞したスタジオ&カフェBALENAで施設長を務める

山下 侑哉さん

宮前区在住 31歳

4月25日

宇多(うだ) 範泰さん

4月1日付で青葉消防署長に着任した

宇多(うだ) 範泰さん

旭区在住 53歳

4月18日

加藤 良次さん

4月に横浜美術大学の新学長に就任した

加藤 良次さん

青葉区在勤 66歳

4月11日

鎌田 純さん

3月19日付で青葉警察署の署長に着任した

鎌田 純さん

市ケ尾町在住 58歳

4月4日

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊻専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

    4月25日

  • 幸福と訳すな!ウェルビーイング

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

    幸福と訳すな!ウェルビーイング

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    4月25日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.10 専門店の「ニセモノ」にご注意を!

    4月25日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook