「あざみ野南四丁目自治会」(徳江傳三会長・277世帯)がこのほど、荏田町宿自治会から分離独立し設立された。自治会の新たな設立は、区内では2011年にマンション住民だけで結成された「イディオスあざみ野自治会」以来。住宅街では、07年設立の「あかね台二丁目自治会」以来、6年ぶりとなる。
あざみ野南周辺は、80年代から進められてきた土地区画整理事業により造成された住宅地。現在も分譲住宅などが販売されており、移り住む住民が多い。新自治会が発足した、あざみ野南四丁目は元々、荏田町宿自治会に所属する地域。しかし、荏田町宿自治会の範囲は非常に広く、古くからの地域やマンション・新興住宅地など様々で、地域にあった活動が行えているかなど問題点もあった。
前身の親睦会は96年設立
あざみ野南四丁目住民による組織的な活動が始まったのは、土地区画整理事業完了から4年後の96年。地域の親睦と、将来の自治会移行を見据え「あざみ野南四丁目親睦会」が設立された。当初の加盟世帯は46。これまでも「どんど焼き」「ごみ捨て場のネットボックス設置」など、自治会活動に近い取り組みを行ってきた。
地域住民が増えていく中、自治会移行への機運が高まってきたのは3年ほど前から。書類作りなど役員が準備を重ね、13年4月、277世帯が加盟する自治会が誕生した。「(まだ住民が多すぎない)この時期に自治会を発足できれば、より身近に”自分たちの自治会”と感じてもらえると思いました」と徳江会長は話す。
次の目標は自治会館建設
同自治会では毎月1日、役員会を実施している。しかし、実施場所は徳江会長宅となっているのが現状だ。今後について徳江会長は「役員会の会場が手狭になってきたので、5、6年後を目標に自治会館を建設したいですね。自治会のシンボルでもありますから」と話した。
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