神奈川県警は今年から、信号無視や一時不停止、踏切遮断機の潜り抜けなど、危険な自転車走行に対し取り締まりを強化。「警告」から「積極的な交通切符(赤切符)の交付」に方針を転換した。青葉署(樫村裕署長)でも既に2件の赤切符を交付(5月12日現在)。同署は「自転車も軽車両。意識を変えてほしい」と呼びかける。
県警はこれまで、自転車の悪質運転に対し、違反項目などを記載した『警告カード』を交付して指導を行ってきた。しかし、「状況の改善が一向に見られない」(神奈川県警)とし今年に入り取り締まりを強化。5月13日現在、県内ではすでに338件(前年2件)の赤切符が交付されている。
青葉区で赤切符が交付されたのは2件。どちらも信号無視が原因だ。「どちらも事故を起こしかねない状況。警告ではなく、取り締まる時期にきている」と同署の山崎肇交通課長は話す。
区内自転車事故件数は2012年に162件。そのうち、自転車が加害者になる事故は7件発生している。坂道を下った時の一時不停止、歩道走行時の歩行者との接触など、自転車側のルール違反が多い。「自転車も軽車両。規範意識を高くもってもらいたい」と同署は話す。
「ルールの周知を」
市ヶ尾町で自転車販売店を営む蕪木輪業の蕪木達之さんは「購入した人へ、左走行など、説明はしていますが車と違い誰でも乗れるため、もっとルール周知は必要だと感じる」と話す。同署は、交通ルールの啓蒙活動として、チラシ配布、子どもから大人までを対象とした講習会を行っている。同署は「取締りとルール周知合わせて、積極的に行いたい」と話す。
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