青葉区 60歳からの地域デビュー ケアプラで人材育成講座
青葉区は60歳以上の区民を対象に6月から、「新地域人応援講座」を全地域ケアプラザで開始した。祭りなどの地域活動を運営できる人材の育成が目的。ボランティアや歴史のノウハウを学び、地域デビューにつなげる。
同講座は、区と社会福祉協議会などが協働で地域福祉の課題解決に取り組む「地域福祉保健計画」の一環。青葉区によると、2012年度の区内自治会・町内会の加入率が75・0%と、2008年度76・9%から減少傾向にある。また12年度の区民意識調査では、「近隣の人とのつきあいの希薄化」が問題であると回答した区民は46・2%(前年38・4%)に上る。このような状況を受け区は、地域活動の活性化や近隣住民同士の結びつきを強くするため同講座を企画した。
各地域ケアプラザで12月まで、「街の歴史」「イタリア料理」「コーヒーの入れ方」など、施設独自の連続講座が行われる。講座途中には、実際に地域の祭りや施設見学を実施。理解度を高めながら、地域活動につなげられる人材育成を目指す。「青葉区は横浜市内でも、社会貢献の意識が高い人たちが多い区。将来、地域活動の担い手となる、人材発掘につなげていきたい」と区担当者は話す。
カフェづくりで交流も
美しが丘地域ケアプラザでは、荏子田自治会館を会場にした講座「地域でカフェサロンを開こう」を企画した。第一回目となる6月7日には、11人の地域住民が参加し、初顔合わせが行われた。参加者は今後、美味しくコーヒーを入れるコツやカフェサロン運営についてなどを勉強していく予定。将来的には、同自治会館でカフェサロンを運営していけるよう、人材育成を行っていくという。同ケアプラザの糸川史生さんは、「地域の交流場となるカフェサロンを作っていきたい」と意気込みを話した。
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