鴨志田公園 再整備で利便性向上 バリアフリー通路を新設
2年がかりで行われていた鴨志田公園(鴨志田町538の1)の再整備が、7月に完了した。設備の老朽化に対応したほか、バリアフリー通路や多目的トイレなどを新設。ベビーカーや車椅子での公園利用もしやすくなり、利便性が向上した。
鴨志田公園は地区公園として1984年に完成した。青葉区には230カ所の公園が整備され、同公園は2番目に大きい。
横浜市は現在、25年以上が経過している公園の改修を順次実施。同公園は11年度から、老朽化やバリアフリーに対応するための再整備が進められてきた。
住民の声に対応
再整備にあたり市は11年から、地域住民や鴨志田公園愛護会と意見交換会を実施。『(根上がりで)公園周辺の道路が歩きづらい』『広場の見通しがあまり良くない』など、住民の声を踏まえた上で改修が行われた。
また同公園は「横浜市福祉のまちづくり条例」の指定施設として、より多くの住民に利用してもらうためにバリアフリー対応を推進。ベビーカーや車椅子でも気軽に行けるよう、新しい「バリアフリー通路」や車椅子でも使える多目的トイレを設置した。
地域の力で育む公園
10年程前まで、草だらけになっていた同公園では、安心して子どもを遊ばせることが難しかった。
そこで、公園をきれいにし安心・安全な公園にしようと有志メンバーが、2002年に公園愛護会を立ち上げ、地道な清掃活動を続けてきた。今では、周辺住民や地元少年野球チームの鴨志田スワローズなど地域一丸で清掃を行っている。 「今後も地域で公園を見守っていきたい」と同公園愛護会の伊藤喜一郎会長は話している。
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