東急電鉄(株)は8月7日、かねてから再開発を進めている「東急嶮山スポーツガーデン」(大場町704番1他)を、スポーツ施設と一体となる郊外型商業施設「あざみ野ガーデンズ」としてリニューアルオープンすると発表した。10月初旬に開業し、関東初など計16テナントが出店することがわかった。
1978年に開業した東急嶮山スポーツガーデンはゴルフ、テニス、フットサルが楽しめる約8万平方メートルのスポーツ施設。東急によると、田園都市沿線に構える同社のスポーツ施設では、最も大きな敷地を誇るという。
しかし、開業から35年が経過し、利用者の中心は50代から60代と高齢化が進んできた。そこで、若者層の利用拡大を図るため東急は2年前、再開発を発表。同所地権者と話し合いを重ね、スポーツをしながら買い物ができる商業施設への再開発を進めてきた。
12年10月には、敷地内北側にあったテニスコートやフットサル場などが、ゴルフショートコースがあった南側に移転開業している。
第一号店もあり
同施設は、事業主が独立店舗を構える「独立棟」とテナントが集まった「テラス棟」に区分される。
敷地内には、主に駅構内に店舗展開しているスープ店「Soup Stock Tokyo」((株)スマイルズ)の関東初となるレストラン「100本のスプーン」が出店。また、ホームセンター「ユニディ」((株)ユニリビング)は既存店では扱っていない、良質な生活雑貨などを販売する第一号店として出店。そのほか、地元農家や精肉店などを誘致した「AZAMINО Marche’」も出店する。
出店の決め手について(株)スマイルズは、「これまで通勤客をターゲットとしてきたが、子育て世帯が多い街なので家族層の利用につなげたい」、(株)ユニリビングは「庭付きの戸建が多い地域。良質な暮らしを提案したい」と話す。
住民「渋滞対策は」
同所の地権者は「誘致する店も検討を重ねた。再開発で施設利用者が増えてくれれば」と期待する。一方、近隣住民は交通渋滞を懸念。東急は「500台収容の駐車場を作るが、大規模店舗の法律上では混雑に対応できる数。開業時は臨時駐車場を検討中」とする。
住宅街への迂回を避けるため、右折出入りを要望する住民の声もあるが、青葉警察署は、「原則左折だが誘導員を配置した右折出入りを事業者と検討中」と話す。
出店テナントは以下の通り。AZAMINО Marche’、魚力(鮮魚)、知久屋(惣菜)、横浜野本(精肉)、北野エース(ワインほか)、かつ工房和幸、サーティワンアイスクリーム、アトリエ木下(写真館)、Shampoo(美容室)、L’ange(ネイルサロンほか)、ユニディ、100本のスプーン、マクドナルド、上島珈琲店、スシロー(回転寿司)、ファミリーマート。
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