第5回フラワーデザインコンテストクイーンズカップで優勝した 二瓶 ひとみさん 荏田北在勤 39歳
人楽しませる「花」の芸術家
○…10月にクイーンズスクエア横浜(西区)で行われた『第5回フラワーデザインコンテストクイーンズズカップ』に出場。日本の美と植物の生命力を生かした作品で、見事優勝を果たした。「自分の作ったものを見てもらえる喜びだけでなく、優勝できるなんて、夢のようで実感が未だにわかないです」
○…平塚市出身。実家が農家を営んでおり、自然に囲まれて育つ。「小さいころはお転婆でしたね」。兄と弟に挟まれた長女で、兄弟そろって畑を走り回ったり、虫捕りや川遊び、木登りをして遊んでいた。祖母が庭で育てていた花を使って、生け花をしたことも。「勝手に花を摘んでいたので、祖母によく怒られました」と懐かしむ。
○…「人生の転機でした」と話すのは、22歳の時。当時働いていた職場の先輩に「自分の人生なんだから、自分の好きなことをやりなよ」と言われたことがきっかけで、フラワーアレンジメント教室に通い始める。「生け花の楽しさを知り、私が働くべきは花屋さんだと思いました」。その5年後には大和市のフラワーショップに転職。フラワーデザインの技術やノウハウを磨く。休日に花屋めぐりをしていた時、現在の職場である、荏田北の『ラスティーク』に出合った。「花だけでなく、大好きなアンティーク雑貨もあって、ここならもっと自分の好きなことが出来ると思いました」。青葉区で働き始めて5年。花への思いは増すばかりだ。
○…趣味は芸術鑑賞。特に陶芸が好きで、「自分で作ることはあまりないですが、焼いた時の自然な模様を想像するのが好きなんですよ」と声を弾ませる。雑貨店や美術館を巡るのも趣味の一つ。雑貨や作品に込められたメッセージを読み取り、そこで感じたインスピレーションを自身の作品に生かしている。「芸術の感性も今まで以上に深めて、もっと多くの人に楽しんでもらえるものを作りたいですね」
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