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青葉区版 公開:2013年11月14日 エリアトップへ

桐蔭学園高野直さん 観測隊教員枠で南極へ 昭和基地などに同行

文化

公開:2013年11月14日

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乗船する「しらせ」の映像を手にする高野さん
乗船する「しらせ」の映像を手にする高野さん

 桐蔭学園高等学校(鉄町・野坂康夫校長)の地学科教諭・高野直さん(39)が第55次日本南極地域観測隊・夏隊の派遣教員に選ばれ、11月22日に日本を出発する。教員枠で区内学校から派遣されるのは初めて。高野さんは南極大陸の生物や環境、隊員らの昭和基地での生活を取材し、生徒らに伝える役割を担う。

 南極地域観測隊は、南極大陸の気象、生物などを観測するために、国が南極大陸へ派遣する調査隊のこと。1956年から実施され、気象変動の解明など科学的な成果をあげている。

 第55次南極地域観測隊は夏隊(4カ月)と越冬隊(1年4カ月)で編成。現在、桐蔭学園高校で地学を教える高野さんは、授業を通じて南極に関する情報発信を目的に今回動向する。14年の2月には、現地からライブ映像による授業を実施する予定。高野さんは「南極は地球の現状を知る重要な観測地。自分の経験を通して、生徒が地球について考えるきっかけになれば」と意気込みを話す。

20年の思い叶う

 高野さんが南極大陸に興味を持ったのは大学2年生の夏。講義で見た南極のスライド写真に圧倒されたことがきっかけだ。「青い空、白い氷、300メートルもある岸壁。その風景を見てみたいという気持ちが芽生えました」という。大学院では、南極の地質に近いとされるインドの岩石を研究。その後、観測隊に参加するチャンスが訪れたが、観測目的が自身のテーマとは違ったため断念した。

 その後は教師の道へ。現在の桐蔭学園高校では12年、地学科を教えている。昨年、授業で南極大陸を扱った授業を行うと、南極への思いが再燃した。同時に、南極でもCO2濃度が上がっている現実に着目。「地球で何が起きているのかを生徒たちに伝えるべきなのでは」と新たな思いが芽生えたという。高野さんは「教師である自分にしかできないこと。自然を見ることの素晴らしさ、地球環境の現実を伝えたい」と話す。

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