人権作文コンテスト横浜市大会で最優秀賞を受賞し、全国大会でも入賞した 中村 美幸さん 鴨志田中学校1年生
才能溢れる文系女子
○…戦争と平和、いじめなど「人権」について考える作文コンテストで最優秀賞(横浜市人権擁護委員会長賞)を受賞した。市内141の中学校から5万8016編の応募があった中、特別な一編に選ばれた。「3回は書き直したから、受賞して良かった」と素直に喜ぶ。「何気なく、とってしまった行動や言動で相手が傷付いてしまうこともある。相手の立場で考えることが重要」と、思いを込めた。
○…作文のタイトルは『祖父の笑顔』。「戦争などをテーマに考えたけど、本当にあったことをそのまま書こう」。小学5年生の時に祖父母と出かけた遊園地での体験を書き綴った。高齢で歩くのが遅い祖父は、難病を患いトイレも近い。「病気だと知らなかったから…つい、酷い言葉をかけてしまった」。祖母に「人への接し方」を指摘され「高齢でも病気がちでも、自由に生活を楽しむ権利があるんだ」と改めて感じた。祖父母に受賞を知らせ、「喜んでくれたから本当に嬉しかった。お正月にも帰省の予定があるので楽しみです」と満面の笑みを見せる。
○…放課後は週3日の塾通いに加え、ピアノ教室と英会話に1日ずつ。特に姉の影響で小学1年生から始めた英会話は、小5で高校卒業レベル程度の英検2級を取得。「会話中心の教室で英語を話すのが楽しい」。今は準1級取得に向け勉強に励む。「習い事で忙しいけど、2年生からは美術部に入ってみたい」と新たな分野にも意欲を見せる。
○…趣味は音楽と読書。「AKBなどポップな歌も聴くけど、クラシック音楽が好き。お気に入りはショパンの楽曲『子犬のワルツ』」と話す。休日は好きな音楽を聴きながら読書に没頭する。「屋根裏部屋からズッコケ三人組を引っ張りだして選ぶのが楽しい」。将来の夢は薬剤師と英語を使った仕事に就くこと。「医療系はかっこいいイメージ、英語の仕事にも興味がある」。才能溢れる、あどけない文系女子の未来が楽しみだ。
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