あざみ野のカリタス女子短期大学(クローデット・ベルニエ学長)は2月1日(土)、区内在住で同校1年の池田愛さんが初主演した映画『ももいろそらを』(2012年全国公開、小林啓一監督)の上映会を同校で開く。青葉区民対象で入場は無料。当日は池田さんのトークショーも行われる。
同映画は大金の入った財布を拾ったことから始まる、3人の女子高生の日常に起きる出来事や心模様を描いた青春物語。白黒のモノクロームならではの透明感を生かした作品だ。
映画公開以来、世界14カ国でも放映され、20に及ぶ映画祭に出品。第24回東京国際映画祭で作品賞、50回の歴史を数えるスペインのヒホン国際映画祭では最優秀作品賞を獲得した。また、3月22日(土)から開催される高崎映画祭に先立ち、新進監督グランプリを受賞している。
映画の中で池田さんは、日課である新聞記事の採点を通じて現代社会を冷静に見つめる女子高生いづみ役を演じる。オーディションを通過し、池田さんが当時高校1年生の時に撮影された映画。「常に眉間にしわを寄せている、ぶっきらぼうで男っぽい高校生。自分とは正反対の役に挑戦しました」と笑顔で振り返る。
今春、2年生になる池田さん。本格的に女優業に取
り組もうと、今回区内での上映イベントが実現した。
憧れの俳優は「祖父」
青葉区で生まれ育った池田さん。俳優であった祖父と叔父に憧れ、中学3年生の時にデビューした。ドラマ「マルモのおきて」やCMなどの出演歴を持つ。
幼稚園の頃から英語教室に通っていた池田さん。高校生だった当時、米国の映画祭での舞台挨拶後は英語で話せる池田さんに話を聞こうと、長い列ができたという。その後、英語にさらに磨きをかけようと、カリタス女子短期大学英語・英語圏文化コースに進学。昨年の文化祭後夜祭ではギター演奏でバンド出演し、会場を盛り上げた。今年は文化祭実行委員長を務める。
映画は「あざみが丘」という地域が舞台。作品の中では「あざみ野新聞」も登場する。「偶然にも日頃、馴染みのある名前が出てくる。青葉区の方にとっては、親しみがわく作品だと思う」と池田さん。憧れの俳優は時代劇などで活躍していた「祖父です」。色々な役になり切れるのが女優の魅力と話す池田さんは今後様々な役に挑戦したいという。
映画上映会は2月1日(土)午後1時半から。池田さんと小林監督などが登場するトークショーは、午後3時45分より。申し込みは、カリタス女子短期大学【電話】045・901・5133へ。
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