神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2014年4月3日 エリアトップへ

3月に青葉警察署長に着任した 北川 常弘さん 青葉区在住 56歳

公開:2014年4月3日

  • LINE
  • hatena

現場の経験を力に

 ○…着任と同時に青葉区に越してきて2週間ほど。「静かないいまちだな、という印象。住民票も移したので、もう青葉区民なんです」と満足げに微笑む。「現場の声を聞きながら、治安の責任者としてさらに快適なまちを目指したい」と、初の署長職にぎゅっと表情を引き締める。

 ○…出身は佐賀県小城(おぎ)町。緑豊かな「田舎町」で6人きょうだいの末っ子として育った。高校卒業後、3歳年上の兄の影響で、同じ道へ。「はつらつとしていた。いい仕事なんだなと思った」。神奈川県警に入り、これまで20回以上の異動を経験してきた。平塚や小田原などの県西部も担当。「場所によっていろんな顔がある。神奈川は面白い」としみじみ振り返る。

 ○…前任は県警本部捜査第一課長。「極力現場に出て、自分の目で観察する」徹底した現場主義で強盗や殺人などの凶悪事件にあたった。世間を騒がせたベビーシッター事件もギリギリまで担当。犯人逮捕は署長着任の前日だった。「幼い子どもが犠牲になる痛ましい事件は忘れられない」と表情をくもらせる。検視官時代には、腐敗して形が変わってしまった遺体と向き合うことも。それでも「しっかり捜査することが、被害者の無念を受け止めること」と、使命感を胸に走り続けた。「警察にしかできないこと。現場での経験の一つひとつが、これからの力になる」。強いまなざしで前を向く。

 ○…「休みはない。『待機』って呼ぶんですよ」とおちゃめに微笑む。事件に追われる捜査一課長時代、常にスタンバイ、という意識で遠出もままならなかった。「署長も同じ。青葉を離れるわけにはいかない」。多忙な日々で大切にしてきたのは家族との時間。離れて暮らす息子たちとも、正月や盆にはなるべく集まるようにしている。1歳の孫との時間も大きな楽しみだ。「引っ越しの時も来てくれてね。本当にかわいい」と、眼光鋭い警察官の表情から一転、穏やかな笑顔をみせた。
 

青葉区版の人物風土記最新6

宇多(うだ) 範泰さん

4月1日付で青葉消防署長に着任した

宇多(うだ) 範泰さん

旭区在住 53歳

4月18日

加藤 良次さん

4月に横浜美術大学の新学長に就任した

加藤 良次さん

青葉区在勤 66歳

4月11日

鎌田 純さん

3月19日付で青葉警察署の署長に着任した

鎌田 純さん

市ケ尾町在住 58歳

4月4日

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook