スポーツ広場 荏田西へ 現施設は9月で閉鎖
「横浜青葉スポーツ広場」=下谷本町=が「高速横浜環状北西線」のジャンクション建設工事に伴い、9月で閉鎖される。代替施設の場所は荏田西2丁目の小学校建設予定地に決定。区制20周年事業の一つとして、11月のオープンを目指す。
新たな施設名は「(仮称)あおば協働の広場」。青葉区・企業・地域住民が協力して広場をつくっていく意図が込められており、住民が運営に当たる予定だ。
整備費には、「青葉協働によるみらいおこし支援制度」の補助金500万円と、東京急行電鉄(株)が区制20周年事業実行委員会に協賛金として寄付した1千万円の大部分が充てられる。
支援制度は、今年度の自主企画事業「協働による地域力応援事業」の一つで、地域と区がともに課題解決や魅力を向上させるために新設された。事業化のめどがたったものに、最大500万円の補助金を交付することなどが含まれ、今年度は広場整備費として同実行委員会に交付された。
現在、実行委員会の事務局でもある区が、地域住民らと協議しながら設計などを進めている。
敷地は半分に
現在の広場は約2万平方メートルの敷地に多目的グラウンドやテニスコート、ゲートボール場などを有するが、新広場の予定地は約1万平方メートルと半分の敷地になる。このため、多目的グラウンドのみが設置され、土日は少年野球やサッカー、平日はゲートボールに使用するなど工夫して運用していく予定だ。
現施設は、1999年に横浜市道路局が「横浜環状北西線」の着工前までを条件につくり、無料で区に貸していた。新しい広場も将来的に子どもが増え、小学校を建設する場合は閉鎖しなければならないが、区は現時点での急激な児童増加はないとしている。
区政推進課の室谷洋一課長は「20周年事業が終了しても広場は残る。今後イベント会場としても使用されるため、人が広場でつながることで、『協働』を広げていってほしい」と話した。
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