4〜5月の第68回関東高校バスケットボール選手権大会神奈川県予選会で3位に入賞し、2年連続3回目の関東大会行きを決めた県立市ケ尾高校女子バスケットボール部。参加56校のうち、市ヶ尾を含む上位5校が6月7、8日の関東に出場する。
今大会にシードで臨んだ市ケ尾は横浜緑ケ丘、荏田を下した後、準々決勝で綾瀬と対戦。63―62で接戦を制したが、続く準決勝で旭に56―69で敗れた。綾瀬戦は第4クオーターで逆転されたが、再びリードを奪って守り切った。
準決勝で対戦した旭は決勝で金沢総合を下し、2連覇を果たした。「旭と金沢総合の2強を倒すことを、どのチームも考えている」と顧問の飯塚貴行教諭(33)。1月の新人戦では金沢総合に敗れており、「こちらが得点を伸ばせないなかで、先に決められて追う展開になっている」と分析する。
夏の高校総体への出場枠は、神奈川で1校のみ。6月14日に始まる県予選に向け、関東は貴重な実戦の場になる。
目標は男女で全国
市ケ尾のバスケ部は男子が60人、女子が31人で、飯塚教諭を含む顧問2人が両方の指導にあたっている。体育館での練習は平日にそれぞれ約1時間ずつ、コートの半面を使用。それ以外の時間は、ミーティングや筋力トレーニングなどに充てられる。
決められた時間で、効率よく練習するのが同校のテーマでもあり、「課題を各自で克服できるように、用意したメニューを選手が工夫しながら選ぶ」と飯塚教諭は話す。練習中に男女で気づいたことを指摘し合うなど、互いに刺激を受けながら成長していくスタイルが定着しているようだ。
エースで主将の西岸千雅(ちか)さん(3年)は、「能力が高く、複数のポジションをこなす点取り屋」(飯塚教諭)と仲間からの信頼も厚い。「先輩からディフェンスのチームの伝統を受け継いでいるので、さらに磨きをかけて総体出場を目指す」と意気込む。
副主将の北澤晟香(せいか)さん(3年)は「これまでやってきたことを信じて、神奈川ベスト4の壁を乗り越えたい」と語った。
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