詩の力で地域猫保護へ

詩人の草間小鳥子さん

掲載号:2014年7月10日号

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草間さんと、障害を持ちおむつをつけた猫「ハナ」
草間さんと、障害を持ちおむつをつけた猫「ハナ」

 青葉区奈良在住の若手詩人・草間小鳥子(ことりこ)さん(26)が、詩の制作を通して野良猫を「地域猫」として保護する活動を行っている。

 草間さんは、雑誌『現代詩手帖』や『ユリイカ』に多数の入選を果たし、若手4人の共同詩誌『CMYK』にも参加している。「詩を通して、殺処分の対象となる野良猫を救いたい」との思いから「アートの力で野良猫を守ろう!詩人による『ポエム絵はがき』プロジェクト」を5月に開始。インターネットで活動に賛同する人から資金を募る「クラウドファンディング」を利用し、1カ月で目標金額の10万円を達成した。寄付金額に応じて、協力者に自身の詩やイラストを盛り込んだ絵はがきなどを提供するというシステムだ。「自分にできる形で支援をしたかった。多くの方にご協力いただけてうれしい」と草間さんは話す。収益は地域猫保護団体に寄付される。

「恩返し」で支援

 草間さんの自宅には、現在14匹の猫がいる。その多くが、捨てられていた野良猫を保護したものだ。「目の前に弱っている猫がいると見過ごせない」と、児童文学作家で母親の岡田貴久子さんと共に、幼い頃から世話をしてきた。なかには下半身不随の障害を持つ猫もおり、15年間排尿の介助を行っているという。「生まれる前から猫がいることが自然だったので、パートナーみたいなもの」。「青葉区猫との暮らしを考える協議会」が認定するキャットメイト(野良猫生活改善支援者)でもあり、不妊手術や自宅での餌やりも続けている。

 詩を通したプロジェクトということから「売名行為」だと非難されたこともあった。それでも「猫といると気持ちが安らぐ。自分の感性は、猫がいてくれて培われたところも大きい。恩返ししたい」と明るく話す。今後は、文学フリマなどへの出品も予定している。

自作のポエム絵はがき
自作のポエム絵はがき

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