青葉台中藤谷さん 将棋で県2連覇 全国へ 目標は「ベスト8以上」
全国中学生選抜将棋選手権大会の神奈川県予選を制覇し、本大会を8月に控える青葉台中学校3年の藤谷薫子さん=青葉台在住。2年連続の全国大会出場を前に、「リラックスして臨みたい」と気を引き締める。
中区・横浜市青少年育成センターで6月1日に行われた予選では、藤谷さんは女子の部6人の総当たり戦で全勝。連覇を果たした。「昨年は全国初出場だったので、広い会場で緊張してあわててしまった。今年こそは」と意気込む。
全国大会は8月3日、4日に山形県天童市で行われる。女子の部は予選を勝ち抜いた31都道府県の代表44人がトーナメント戦で競う予定だ。天童市と日本将棋連盟、天童青年会議所の主催で、女子の部では例年、名誉総裁三笠宮彬子様を来賓に迎え、勝者に優勝杯が贈られている。
藤谷さんは前回、昨年優勝者である実力者の迎琉歌さん(愛知県代表)に2戦目で対局し、敗れた。緊張で思い通りにならなかった試合を振り返り、「今回は最低でもベスト8に入りたい」と意気込む。
プロめざし鍛錬
「将来はプロの棋士になりたい」と思いを語る。学校の授業が終わると、都内の「三軒茶屋将棋倶楽部」に通う日々。土日を含めて週に5日間、プロの講師に指導を受けながら夕刻まで練習に励む。団体戦など、大会によく出場する子どもが多かったことから通い始めたという教室の生徒は、女子は2、3人で男子が大半を占める。毎回、10人ほどの生徒が並び、講師が一人ずつ将棋を指していく。
「先生は7段のプロだし、教室には強い男の子たちがいるので勉強になる」と藤谷さんは話す。このほか、プロ同士が対局した将棋をまねて並べる「棋譜並べ」で技術を磨き、全国大会に備えている。「普段の学校生活で勉強が大変なときは、将棋に打ち込めないこともあるため、両立させたい」と課題を口にする。
幼稚園に通っていたころ、幼なじみの友達と近所の将棋教室に初めて通った。友達の兄弟が将棋教室に通っていたため、誘われたことがきっかけだ。「気が付いたら将棋が好きになっていた。プロになるのは小学生からの夢。プロになったら負けないようにしたい」と力強く語った。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>